日本のゴルフ場には林間コースが多いですから、

ボールが林に入ってしまったことをキッカケにスコアが崩れてしまった・・・

という経験はゴルファーなら誰しもあるはずです。

ボールが林に入った際の対処法の上手い・下手で、そのホールの良し悪しはかなり異なってきます。

林に入ったホールで大叩きをしてしまい、集中力が切れ、全体のラウンドスコアも崩れてしまう・・・といった事態も多いですから、林にボールが入った際の対処法の巧拙はかなり重要となります。

そこで、今回の記事では

ボールが林に入った場合の考え方、林からの出し方

などについて見ていきたいと思います。


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林に入ったらまず最優先に考えるべきこととは?

林に入ったら、最優先で考えるべきこと。それは

林から1打で確実に出して、次のショットでグリーンを狙えるようにする

ということです。

もちろん、林の中からでもグリーンが狙えるような状況も確かに存在します。

しかし、私達アマチュアゴルファーの場合には、よほどのことが無い限り、「枝の隙間を抜いてグリーンを狙う」などというショットは成功しません。

どこからグリーンが狙えるか?ではなく、どこからなら高確率でフェアウェイに戻せるか?

を考えるようにします。

例えば、

  • グリーン方向に横幅1ヤードの隙間があって、理論上はグリーンに乗る確率はある。
  • すぐ真横は10ヤードほど開いていて、ほぼ確実にフェアウェイに戻せる。

という状況では、迷わず横に出していきます。

グリーン方向に出すショットが成功する確率は低いですし、仮に脱出が成功したとしても、グリーンに乗る可能性は限りなく低いです。

グリーンの周りには、深いラフやバンカーが待ち受けていますし、そもそも林から低く出すショットで距離感を出すことはプロでも難しいからです。

林から出すショットの打ち方とその注意点

林から横に出すためには、

ボールを低く真っ直ぐに出すショット

を打つ必要があります。

普段通りのスイングでは、出球が高くなりすぎて木の枝に当たったりしますし、ベアグラウンドからのショットとなるためダフったりします。

ですから、「林から出すためのショット」のスイングを修得しておく必要があります。

こう書くと難しく思えるかもしれませんが、実際には結構簡単です。

低いボールで林から出すショットの打ち方のポイントは以下の通りです。

  • 低い球を打ちたいので、番手はロングアイアン(5番くらいがちょうどよい)を使う。
  • ボールは右足寄りに置く。
  • 膝から膝くらいの振り幅で振る。
  • ダフらないように、若干鋭角なダウンブローでクリーンにボールを打つ。
  • フォロスルーは低く打球線上に出していく。

このポイントを抑えてスイングすれば、ボールを低く打ち出し、林から出すショットができるはずです。

ただし、いきなりコースで試してもおそらく成功しませんので、練習場でよく練習しておくようにします。

フルショットでナイスショットを出すよりも大分簡単なはずです。

アドレスの方向と距離感に注意しましょう

上記の方法でスイングを行えば、ダフらずに低い球を打つことができるはずですが、

しかし、ショット自体は上手く行っても、林から出なかったり、別のトラブルとなるケースもあります。

そのケースとは、

  • アドレスの方向が「木の隙間」に向いておらず、木に当たってしまう。
  • ショットが弱すぎて、林から出ない。
  • ショットが強すぎて、フェアウェイをオーバーし、ラフや向こう側の林にはいってしまう。

特に、林からのショットの距離感の強弱が合わず、さらなるトラブルとなるケースというのは、私達アマチュアゴルファーに多いように感じます。

アドレスの向きをしっかりと隙間方向に向けて構え、素振りで距離感のイメージをきっちり出しておく

ことが大切となります。

アドレスの向きを正しく取るためには、

  • ボールと隙間方向(ターゲット)の間にスパット(落ち葉など)を決めて、スパットとボールの半直線をイメージする。
  • その半直線に平行になるように、アドレスをする(アドレスの向きは腰の向きでチェックする)。

という手順で行えばOKです。

真っ直ぐにアドレスする方法についてのもっと詳細な解説は

『アドレスの方向を正しく構えることがナイスショットを呼ぶ』

の記事をご覧ください。

また、距離感については、練習場で球をある程度打って、

この振り幅なら○○ヤード飛ぶ

というようなイメージをつけていくことで対処できます。グリーンへのアプローチショットと異なり、そこまで正確な距離感は必要ありません。


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スイング出来ない、どこからも出せない場合は「アンプレイアブル」を活用

林に入ったボールが木の根元に寄りかかっていてスイング出来なかったり、どこにも隙間が見当たらなかったり、

どう頑張っても1打では出ないだろ、コレ・・・

というケースも結構あります。

その場合には、無理に「イチかバチか」のギャンブルショットを行うと、ドツボにハマって大叩きしますので、そういうことはしません。

そうではなく、「アンプレイアブル」のルールを適用して、1打罰を受け入れて救済を受けるようにします。

簡単にいうと、アンプレイアブルを使った際の対処法は以下の3つです。

  1. 最後にボールを打った場所の近くにドロップして、そこから打つ。
  2. カップに近づかない方向で2クラブレングス以内にドロップして打つ。
  3. カップとボールを結んだ直線上で、ボールの後方にドロップして打つ。

林に入った場合には、2と3の対処法を行っても、また林の中からのショットとなるケースが多いと思います。

しかし、1打罰を受け入れることで次のショットで林から確実に出せるのであれば、積極的にアンプレイアブルを活用すべきです。

また、セカンドショットのアイアンがシャンクして「ほぼ真横に飛んで」林に入った!などという場合には、1の対処法が有利となることが多いです。

いずれにしても、「スイング出来ない」「どこにも出せる隙間がない」という場合には、1打罰を支払ってアンプレイアブルを使い、次のショットで林から出していくようにします。

結果的に、「ギャンブルショット」をするよりもスコアはほぼ確実に良くなります。

インテンショナルスライス、フックが打てると有利になる
「林からフェアウェイには出せるが、もう少しでグリーン方向が狙えそう・・・」というケースには、スライスやフックを意図的に打つ、インテンショナル・スライス(フック)が打てるとかなり有利になります。
「フェアウェイに出して終わり」ではなく、グリーン方向にボールを近づけていく(乗せる)ことが出来るからです。林のベアグラウンドからインテンショナルスライス(フック)を打つことは簡単ではありませんが、練習場で練習を繰り返すことで、身に付けることは可能です。

ポイントは、上述したボールを右に置いた状態でスライスとフックが打ち分けられるようになることです。あくまでも低い球でないといけません。

林に入ったホールでパーが取れたら、バーディーの価値があります。

まずは、低く真っ直ぐ出すショットを練習場で練習していき、気分転換にボールを曲げていく練習もしておくと、ラウンドで試せる機会が出てくると思います。

まとめ

  • 林に入ったら、迷わずフェアウェイに出す。
  • フェアウェイに確実に出すため、「低く真っ直ぐ飛ばす」ショットを身につける。
  • どうしようもない状況では「アンプレイアブル」のルールを活用する。

林に入った時の対処法は、一歩間違えると大叩きに繋がります。

「頭ではわかっていたけど、イチかバチか狙ってみた」というのはナシです。

林に入ったら、機械的に横に出す!

くらいのスタンスでちょうど良いのかもしれません。


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