毎ホールでパーオンして2パットでホールアウトすれば、パープレイ(スコア72)なのですが、そううまくは行かないのがゴルフですよね。

ですが、パーオンできる確率(パーオン率、greens in regulation)を上げていくことは、スコア向上を目指す上で欠かせないポイントです。

そこで、この記事では、

アマチュアゴルファーが目安とすべきパーオン率

について、レベル別(100切り、90切り、70台、シングルプレーヤー)に見ていきたいと思います。


【Sponsored Link】



パーオン率とは?

最初に、念の為に「パーオン率」の定義について確認しておきます。

パーオン率は、

「そのホールのPar(規定打数)- 2打」以内でグリーンに乗せられたホール数 ÷ 18 × 100

と表現できます。

つまり、Par3なら1打・Par4なら2打以内・Par5なら3打以内でグリーンに乗せられたホールの数を、18ホールで割った数値に100をかければ、パーオン率(%)となるわけですね。

各レベルで目安となるパーオン率はどれくらい?

アマチュアゴルファーのパーオン率のデータについて、『ゴルフ総合研究所HM』様にて参考となる数値が公表されています(データの参照元は、『Charting your goals 』(Lucius Riccio 著))。

一部引用させていただきます(引用元『ゴルフ総合研究所HM』様)。

  • ハンディキャップ 36 → パーオン回数=0(パーオン率 0%)
  • ハンディキャップ 18 → パーオン回数=3(パーオン率 16.7%)
  • ハンディキャップ 9 → パーオン回数= 8(パーオン率 44.4%)
  • ハンディキャップ4.5 → パーオン回数=10(パーオン率 55.6%)
  • ハンディキャップ 0 → パーオン回数=12(パーオン率 66.7%)

上から順番に見ていくと、まずハンディキャップ36(スコア108)のゴルファーは、1ラウンドで1回もパーオンしないのが普通だということが分かります。

次に、ハンディキャップ18(スコア90)のゴルファーでも、1ラウンドの中でパーオンするのは3回だけ。

意外に少ないことが分かります。

しかし、ハンディキャップ9(ぎりぎりシングルプレーヤー)になるとパーオン率は急激に上昇しています(16.7% → 44.4%)。

このことは、90を切ってからさらにスコアを伸ばしていくためには、アイアンショットの精度を上げていく必要があることを意味しているのかもしれません。

 

さて、これらのデータを元に、

  • 100切りを達成するために必要なパーオン率
  • 90切りを達成するために必要なパーオン率
  • 80切り(スコア70台)を達成するために必要なパーオン率
  • シングルプレーヤーとなるために必要なパーオン率

の目安を整理してみます。

100切り(スコア90台)を達成するために必要なパーオン率の目安

上記のデータによれば、ハンディキャップ36(スコア108)のゴルファーのパーオン率は0%、ハンディキャップ18(スコア90)のゴルファーのパーオン率は16.7%です。

また、100切りをギリギリ達成するスコアは99で、108と90のちょうど真ん中のスコアです。

ですから、単純に計算すると、100切りを達成するために必要となるパーオン率

(0% + 16.7%)/ 2 = 約8.4%

となります。パーオンの回数に換算すれば、1ラウンドで1.5回です。

 

以上から、

100切り(90台のスコア)を達成するためには、1ラウンドで「1回か2回」パーオンすれば良い

ということになります。

90切り(スコア80台)を達成するために必要なパーオン率の目安

上記のデータから同様に計算しますと、

90切りを達成するためには、パーオン率16.7%、1ラウンドのパーオン回数は3回必要

となります。

より保守的に考えるのであれば、1ラウンドで4回、つまりハーフで2回以上パーオンしておけば、目標である90切りの達成に近づくということですね。

80切り(スコア70台)を達成するために必要なパーオン率の目安

ハンディキャップ9(スコア81)のゴルファーのパーオン率は44.4%、ハンディキャップ4.5(スコア76・77)のゴルファーのパーオン率は55.6%)ですから、

80を切って70台で回るために必要なパーオン率は約50%

と考えてよさそうです。

2ホールに1回はパーオンが必要となります。結構ハイレベルですね。

シングルプレーヤー(HC9以下)になるために必要なパーオン率の目安

最後に、シングルプレーヤー(ハンディキャップ9以下)になるためには、コンスタントに70台を出していく必要があります。叩いても、80台前半にスコアをまとめていかないといけません。

「調子が良くて70台が出た!」という感じではなく、「いつも通り70台が出ました」とサラリと言える感じですね。

そう考えると、シングルプレーヤーでいるためには、

毎回のラウンドでパーオン率50%以上をキープする

ことが必要となります。

【Sponsored Link】



パーオン数のもう一つの目安、「リッキオの法則」とは

上述のデータ元の書籍の著者であるリッキオ(Riccio氏)は、パーオン回数とスコアの関係性について、アマチュアゴルファーのスコア等のデータ分析の結果、次のような法則(リッキオの法則)を発表しています。

「ゴルファーのスコアは、【95 -(パーオン回数 × 2)】で予想することが出来る」

という法則です。

 

このリッキオの法則によれば、

  • パーオン回数が0回であれば、予想スコアは95(=95 – 0 × 2 )
  • パーオン回数が3回であれば、予想スコアは89(=95 – 3 × 2 )
  • パーオン回数が8回であれば、予想スコアは79(=95 – 8 × 2 )
  • パーオン回数が10回であれば、予想スコアは75(=95 – 10 × 2 )

のようになります。

おおよそ、上でご紹介しましたレベル別の必要パーオン回数と一致していることが分かります。

パーオン率を把握することで見えてくる、自分の課題

毎回のラウンドのパーオン率を把握しておくと、スコア改善のための自分の課題は何か?が見えていきます。

例えば、

パーオン率に基づいた予想スコアよりも実際のスコアが悪いのであれば「ショートゲーム(アプローチとパッティング)に問題がある」という課題が見えてきます。

また、大叩きしてしまったホールがあることも課題と言えそうです。

 

逆に、

パーオン率に基づいた予想スコアよりも実際のスコアの方が良いのであれば、「その人ののショートゲームのレベルは高い」ということを意味しています。

セカンドショットの精度を上げてパーオン率を向上させれば、一気にスコア的にレベルアップ出来る可能性があるということが言えそうです。

 

私の場合は、例えば直近のラウンドでのパーオン回数は11回(パーオン率:61%)と、パーオン率的には余裕で70台が出るレベルだったのですが、実際のスコアは82でした。

その原因は、ダブルパーを叩いたホールが1つあったこと、リカバリー率が0%であったことです。

つまり、私の課題は「ショートゲームをマシにする」「大叩きのホールを無くす」ということです。

ですから、アイアンショットの精度を上げる練習をするよりも、アプローチの精度を上げる練習やドライバーの大きなミスを減らしていく練習を優先して行った方が、スコア向上に繋がる可能性が高いと考えることができます。

練習内容の優先順位が明確になったということですね。

 

このように、パーオン率と予想スコア、実際のスコアを比較して「自分の課題」を明確にすることで、

スコア向上のために優先して取り組むべき練習は何か?

が見えてくると思うんです。

すると、毎回の練習場での練習の目的がハッキリとして、練習の集中力も増すはずです。

 

このように考えますと、

ラウンド後にスコアカードを元に、パーオン率の分析・予想スコアとの比較を行う」という一手間を加えるだけで、スコア向上に繋がるかもしれません。

まとめ

最後にまとめてみます。

  • 100切りのためのパーオン率の目安は8%~9%(1ラウンドにつき1,2回)
  • 90切りのためのパーオン率の目安は16%~17%(1ラウンドにつき3回程度)
  • 80切りのためのパーオン率の目安は約50%(1ラウンドにつき9回)
  • シングルプレーヤーのパーオン率の目安は毎回のラウンドで50%

 

まずは、

直近の数ラウンドのパーオン率と予想スコア・実際スコアを比較するとどうなのか?を確認してみるとよいかもしれません。

そうすることで、例えば

ショットの練習とアプローチの練習、どちらを優先すればより効率的にスコアが向上するか?

といったコト(課題)が見えてくるからです。

 

ショット練習が必要だという結論になった場合、こちらのパーオン率を上げる方法についての記事が役に立つかもしれません。

【Sponsored Link】