ゴルフ練習場のボール(レンジボール)は、コースボール(本球)に比べて性能が落ちると言われています。

よく言われるのは、飛距離ですよね。

例えば、「練習場のボールは10%くらい飛ばない。」とかよく耳にします。

調べてみると、他にも、「練習場のボールは曲がりにくい。」「レンジボールは球の高さが出ない。」「練習場ボールはつかまりが悪い。」といった意見も多いようです。

さらに調べると、練習場ボールについて真逆の意見(曲がりやすい・飛距離は変わらない…など)も出てきてしまいます。

 

練習場ボールの性能って、実際のところはどうなのでしょうか?

気になったのでかなり時間をかけて調べてみると、「論理的・科学的にはコレが正解だろう。」という感じの結論を得ることが出来ました。

そこで、この記事では、練習場のゴルフボールについて

  • コースボールとの構造や特徴の違い
  • 飛距離
  • スピン量
  • 球のつかまりやすさ
  • 打感(硬い・やわらかい)
  • 球の高さ
  • 性能差を踏まえてゴルフ上達のために注意すべき点

などについて網羅的にまとめてみたいと思います。

練習場のボールと普段お使いのコースボールの性能の違いを知っておかないと、ゴルフ上達・スコア改善が妨げられることも十分に考えられますから、是非チェックしてみてください。


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練習場ボールとコースボールの構造の違い

まず、性能の差の原因であるボールの構造の違いを整理しておきます。

練習場ボールとコースボールで構造上異なるのは、

  • 何ピースか?(何層構造か?)
  • コア(核)・カバー(表面)の素材
  • ディンプルの形状・個数
  • 重量
  • ボールの状態の良し悪し

といったポイントです。それぞれ順番に見ていきます。

練習場ボールは1ピースか2ピース構造

2ピース構造のゴルフボールの断面

2ピース構造のゴルフボールの断面

ご存知のように、ゴルフボールは何層構造になっているか?によって1ピース・2ピース・3ピース・4ピース・・・のように分類されます。

練習場ボールは1ピースか2ピース構造となっています。

一昔前であれば、練習場のボールは「団子ボール」と呼ばれたように、1ピース構造のものがほとんどでした。

それが、10年ほど前から2ピース構造の練習場ボールが登場し、最近ではコースボールと同じようなウレタンカバーの2ピースボールも普及し始めています(詳しくは後述します)。

Photo by Dantor adapted. (license)

練習場ボールのコア(核)はやわらかい

検索エンジンで「練習場ボール 硬い」「練習場ボール やわらかい」と検索すると、

  • 練習場ボールはコースボールよりも硬い
  • 練習場ボールはコースボールよりも柔らかい

という真逆の意見・主張が出てきてしまいます。

私の場合、普段利用している練習場のボールは「やわらかい」と感じますが、たまに他の練習場で球を打つと「硬いなー。カチカチじゃん。」というケースもあったりしますので、どちらの意見にも頷きたくなってしまいます

 

いったい、練習場のボールは硬いのか?やわらかいのか?どちらが正しいのでしょうか。

 

結論から言いますと、「練習場ボールはコースボールよりも柔らかい」が正解だと思います。

このことは、練習場ボールの供給メーカーであるブリヂストンやダンロップ(SRIXON)の練習場ボールの販促資料を見ると、割りとハッキリ分かります。

>> ダンロップレンジボール資料

>> ブリヂストンレンジボール資料

 

両社の資料とも、レンジボールの性能・特徴がモデルごとに表にまとめられていますが、

その中の「フィーリング」の部分を見ますと、ほぼ全てのモデルで

「柔らかい(ソフト)」 or 「非常に柔らかい(ソフト)」

と書かれています。

「フィーリング」とは打感のことですから、練習場ボールは「柔らかい打感」のボールということです。

 

さて、ゴルフボールの打感には、

  • ボール全体の柔らかさ(潰れやすさ)
    ← ドライバーなど長いクラブの打感。
  • ボール表面の感触
    ← 主にアプローチショットの打感。

の2種類がありますが、ここで言う「打感が柔らかい」とはボールが潰れやすいという意味だと考えられます。

インパクトで潰れやすい柔らかいボールにすると、球数を打っても疲れにくくなる効果(いっぱい打ってもらった方が練習場は儲かる)や、ハードヒッターの飛距離や球の高さを抑える効果(ネット越えのリスク低減)が得られるなど、ゴルフ練習場にとってのメリットが大きいからです。

そして、ボール全体の硬さ(柔らかさ)はコアで決まりますから、一般的に練習場ボールのコア(核)は柔らかいと言えるはずです。

詳しくは後述しますが、コアの柔らかさは、練習場ボールの飛距離やスピン性能に深く関係しています。

▼ ちなみに(1) ▼

硬い!と感じる練習場ボールがあるのはなぜ?

以上のように、リサーチの結果は「練習場のボールは柔らかい」というモノでした。

では、たまに遭遇するカッチカチの練習場ボールは何なのでしょうか?

なんで硬いのか?その理由も調べてみたのですが明確な答えは見つかりませんでした。

ただ、私が推測するのは以下のような原因です。

硬い練習場ボールは、古いレンジボールであることが多いのではないでしょうか。最近入れ替えたばかりのボールは、そこまで硬く感じないはずです(少なくとも私の経験上は)。

かなり前から使われていると思われる古い1ピースボールに、カチカチの硬いボールが多いイメージがあります。

この経験則からは、「柔らかい1ピースボールでも経年劣化で硬くなってしまう」のでは?と考えたくなります。

他のゴム(樹脂)製品では、経年劣化で硬くなるモノは結構あります(ゴム靴底や軟式野球のボールなど)から、あながち間違いではないのかなと思います。

▼ ちなみに(2) ▼

いや、それでも練習場ボールは硬く感じるよ。

という方もいらっしゃると思います。

ゴルフボールの硬さ・柔らかさはあくまでも相対的・主観的なものですので、その感覚は間違っていないと思われます。

練習場ボールをやわらかく感じるのか?硬く感じるのか?は、普段のラウンドで使うコースボールの硬さ(やわらかさ)によって異なるからです。

例えば、コースでいつも柔らかいディスタンス系のボールを使っているのなら、練習場ボールを硬く感じる場合もあると思いますし、逆にコースでプロモデルの硬いボールを使っている場合にはおそらく柔らかく感じるはずです。

重要なのは、コースボールと比べて練習場ボールを柔らかく感じるか?それとも硬く感じるか?というポイントだと思います。

その感覚によって、練習場で目指すべき球筋が違ってくるからです(詳しくは後述します)。

ディンプルの形状・個数も違う

次の違いは、ディンプル(ボール表面の凹凸)の形状や個数です。

コースボールですと、その飛距離性能・弾道の高低・直進性を改善するために、ディンプルの形状・深さ・個数に工夫が施されています。

変わったディンプル形状がウリのゴルフボールも定期的に発売されますよね。

一方、練習場ボールはコースボールのように、性能を高めたり微妙な調整をするようなディンプル構造にはなっていません。

むしろ、飛距離や球の高さを抑えるようなディンプルになっているモデルもあるそうです。

このことは、上でご紹介しましたダンロップレンジボールの販促資料の文章を読むと分かりますので、一部引用します。↓

ダンロップの硬度なディンプル設計技術により弾道を低くし距離も抑えています。ネットが低く飛び出しを心配される練習場に最適。

上述ダンロップレンジボール資料の表中最下部

ボール重量が軽いモデルもある

ゴルフボールの重量は最大で45.93g(1.62オンス)と決められています。

ボール重量が重い方が慣性がつくため飛距離が出ますし、風の影響も受けづらくなりますので、コースボールの重量はこの最大値に近いモノがほとんどです。

一方、練習場ボールでは飛距離を抑える目的でボール重量が軽めになっているモデルもあります。

特に、池に向かって打つタイプの練習場では、ボールの比重を軽くするために軽いボールが使われるケースが多いそうです。

ボールのコンディションが悪いことがある

練習場ボールとコースボールの違いの最後は、ボールのコンディションです。

ラウンドで使うコースボールですと、ボール表面に傷がついた場合には、ティーショットの前に新品と交換すると思います。

一方、練習場ボールは多少の傷や汚れはスルーされ、打席で使われます。

ボール表面の傷や汚れは、実はボールの飛び方にかなり影響します。ボールが飛んでいるときの、ボール周辺の空気の流れ方が変わってしまうからです

例えば、飛距離が出なくなってしまうこともありますし、逆に飛距離が伸びることもあります。

球の高さやスピン量も、ボール表面の傷や汚れによって微妙に変化します。

 

このように、コンディションの良いコースボールに比べて、練習場ボールには表面に傷があることが多いため、ボールの飛び方にバラつきが出やすいと考えた方が良さそうです。

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練習場ボールとコースボールの性能差

次に、練習場のボールとコースボールの性能の差について見ていきます。

比較するのは、飛距離・スピン量・つかまり(曲がりやすさ)・打感・球の高さの5点です。

練習場ボールの飛距離

まず、練習場ボールの飛距離からです。結論から箇条書きでまとめますと、

  • ヘッドスピードが速いハードヒッターほど飛距離が落ちる。
  • 特に、ドライバー・フェアウェイウッドなどの長いクラブは飛距離の差が出やすい。
  • 逆に、ウェッジやショートアイアンではあまり変わらない。
  • 1ピースボールはコースボールに比べて10~15%程度飛距離が落ちる。
  • モデルが新しめの2ピースボールは5%程度飛距離が落ちる。
  • 同じ番手で打っても飛距離のバラつきが出やすい。

という感じになります。

順番に理由を整理していきます。

 

まず、練習場ボールはコースボールに比べてコアが柔らかいため、インパクト時にボール全体が潰れやすいという特徴があります。

ヘッドスピードの速いハードヒッターの方が練習場ボールを打つと、インパクトでボールが潰れすぎてエネルギーロスを起こし、初速が遅くなり飛距離が出なくなります

一方、ヘッドスピードが速くないゴルファーの場合、練習場ボールの潰れやすさは飛距離ロスに繋がらず、むしろ飛距離を出すという意味ではプラスに働きます。

インパクトで十分に(適度に)ボールが潰れることで、バックスピン量が抑えられるからです。

ですから、ラウンドで柔らかいコースボールを使っている場合には、「練習場ボールとコースボールでそこまで飛距離は変わらない」というケースもあるはずです。

 

そして、この「ボールの潰れやすさ(柔らかさ)」は、ヘッドスピードが速くなる長いクラブ(ドライバー・フェアウェイウッド・ロングアイアン)で影響が大きくなる一方、ウェッジやショートアイアンなどの短いクラブでの影響は小さくなります。

ドライバーショットでは球が潰れるけど、アプローチショットでは球はそこまで潰れないからです。

ですから、ボールの潰れすぎによる飛距離低下は、ドライバーなどの長いクラブで落差が大きくなり、ショートアイアンやアプローチショットでは落差は小さくなると言われています。

 

練習場ボールの飛距離について、ここまでのお話をまとめますと、

  • ヘッドスピードが速い人は飛距離ロスが起こりやすい。
  • 特にドライバー等の長いクラブで飛距離ロスが大きくなる。
  • ヘッドスピードが速くない人はあまり差は出ないこともある。
  • アプローチショット・ショートアイアンではあまり差は出ない。

となります。

 

次に、どれくらい飛距離が落ちるのか?についてですが、これはかなり個人差が大きいはずです。

ヘッドスピードの速い・遅い、ラウンドで使っているコースボールのタイプによって大きく違ってくるからです。

ただ、一般的には、練習場ボールの飛距離は10%程度落ちると言われています。

 

また、練習場ボールには「飛ばないように」ディンプルなどの構造が設計されているモデルもありますから、ヘッドスピードやクラブの長さに関わらず無条件で飛ばない練習場もあると思われます。

▼ ちなみに ▼

練習場だと飛ぶのにコースだと飛ばない理由

ここまでの話とは全く逆に、「練習場では結構飛ぶのに、コースに出ると全然飛ばなくなる…」という方も結構いらっしゃるのではと思います。

私もその傾向があったりしますが、たぶんこの現象は練習場のボールが原因ではなく、スイングの仕方に原因があるんだと思います。

どういうことかと言いますと、

  • 練習場ではしっかり飛距離を出そうとする
    → フルスイング出来る
    → 飛ぶ
  • コースでは曲げたくない!という意識が強くなる
    → フルスイングではなくなる
    → 練習場よりも飛ばない

という感じで、練習場と実際のラウンドでスイングの仕方が変わってしまうということです。

これは、「練習場ではナイスショット連発なのにコースではイマイチ」という現象の理由の1つでもあるはずです。

 
このように、一般的に練習場ボールはコースボールに比べて飛距離が出ないのですが、飛距離が出ないことで実害が出るのは、ドライバーではなくアイアンだと思います。

ドライバーはイラッとするだけですが、アイアンはコースでの番手選び・距離感が狂ってしまうからです。

この点については最後のセクションでお話します。

 

練習場ボールの打感

飛距離の次は打感の違いについてです。

ゴルフボールの打感には

  • ボール全体の柔らかさ
    (インパクトでの潰れやすさ:コンプレッション)
  • ボール表面(カバー)の柔らかさ
    (アプローチの感触)

の2種類がありますが、練習場ボールが潰れやすい(コアが柔らかい)のは上でお話したとおりです。

 

もう一方のアプローチの打感ですが、これは練習場ボールの中でも結構バラつきがあると思われます。

おそらく、

  • 劣化していない1ピースボール
    → 柔らかめの打感。
  • 経年劣化した1ピースボール
    → 硬めの打感。
  • アイオノマー樹脂カバーの2ピースボール
    → 硬めの打感。
  • ウレタン樹脂カバーの2ピースボール
    → 柔らかめの打感。

という風に分類出来るのだと思います。

普段ラウンドで使っているコースボールのアプローチの打感と、練習場ボールの打感がかなり違う場合には、もしかしたらアプローチの距離感に影響が出ているかもしれません。

私の場合、アプローチが得意じゃないので、アプローチの打感についてはピンと来ませんが・・・。

練習場ボールのバックスピン量

次は、レンジボールのバックスピン量についてです。

打感と同じように、ドライバーなどの長いクラブのショットと、アプローチショットに分けて考えてみます。

 

まず、ドライバーショットのバックスピン量ですが、コースボールよりも少なくなります。

これは、練習場ボールはコアが柔らかく、インパクトでボールが潰れやすいからです。

イメージ的には、インパクトでボール全体が潰れてフェースとの接地面積が大きくなると、バックスピンはかかりやすくなるのでは?と思ってしまいますが、実際にはボール全体が(適度に)潰れた方が逆にバックスピンはかかりにくくなることが分かっています。

このことは、ゴルフボールメーカーの公式サイトを見ると研究結果などで分かります(※この点については別記事で取り上げる予定です)。

そして、ドライバーのバックスピン量が減ると、弾道は低くなります。

飛距離については上で整理した通りです。

 

一方、アプローチショットではボールはあまり潰れないため、バックスピン量はボール全体の柔らかさではなく、ボール表面(カバー)の素材の柔らかさによって決まります

カバー素材(表面の素材)が柔らかいほど、ボールとフェースの接地面積が増えて摩擦力は大きくなるからです。

1ピース構造の練習場ボール(ボール全体が柔らかい)の場合、理屈の上では表面も柔らかいですから、バックスピンはある程度かかりやすいはずです。
(何らかの理由で硬くなってしまった1ピースボールは例外)

2ピース構造の練習場ボールには、比較的硬い素材であるアイオノマー樹脂カバーのタイプと、柔らかい素材であるウレタン樹脂カバーのタイプがあります。

アイオノマーカバーであればアプローチでバックスピンはかかりにくく、ウレタンカバーであればバックスピンはかかりやすくなります。

 

このように、アプローチショットでスピンがかかるか?かからないか?は、練習場で使われているボールの種類によってかなり違ってくるはずです。

ただ、ウレタンカバー2ピース構造のレンジボールを除いて、練習場ボールのアプローチショットのバックスピン量は、コースボールよりもかなり落ちるのが実際のところだと思います。

練習場ボールのつかまりの良さ(曲がりやすさ)

バックスピンのかかりやすい(にくい)ボールは、サイドスピンもかかりやすい(にくい)と言われています。

つまり、コアの柔らかい練習場ボールは、ドライバーショットでサイドスピンもかかりにくいということです。

そして、サイドスピンがかかりにくいということは、球が曲がりにくいということを意味します。

よく、「練習場のボールはつかまりが悪い」とか言われますが、これはサイドスピンがかかりにくいという意味だと思われます。

 

このような練習場ボールの特徴のため、例えば

  • 練習場ではあまりスライスしないのに、コースに出るとスライスが酷くなる。
  • 練習場では理想的なドローの球筋なのに、コースに出ると左に行き過ぎる。

といった現象が起こるのだと思います。

また、ゴルフ雑誌のレッスンコーナーなどで、「練習場ではちょいスラが丁度いい」という趣旨の記事が定期的に出ますが、これは、練習場で少しスライスならコースではほぼストレートボールになるという意味です。

練習場ボールの球の高さ

最後は、練習場のボールを打ったときの球の高さについてです。

練習場ボールのドライバーショットの球の高さは、スピン量が抑えられるので低くなるのが普通です。

また、アプローチショットやウェッジのフルショットでも、カバー(表面)素材がコースボールよりも硬いためバックスピンがかかりにくく、球は低くなります

個人的には、球の高さが一番違うのはウェッジのフルショットだと思います。

練習場のボールの中に、たまにスピン系のコースボールが混ざっていることがありますが、ウェッジの練習中に出てきたコースボールをそのまま打つと、球の高さにビックリします。

アプローチショット(ピッチショットやピッチエンドラン)でも球の高さはかなり違うと思います。

以上、練習場ボールとコースボールの性能の比較でした。

次に、このような性能差を踏まえて、練習場で注意した方がよいポイントについて考えてみます。

練習場ボールの性質を踏まえて注意すべきポイント

練習場ボールの特質を考えますと、

  • ドライバーを無理に飛ばそうと考えない。
    (特にヘッドスピードが速いゴルファーは)
  • ロングアイアンやショートウッドの距離感を掴む練習はあてにならないかも。
  • 練習場でドロー・フェードの曲がり幅が大きすぎると、コースでは曲がり過ぎる危険がある。
  • 無理に高い弾道を打とうとしてスイングを崩さないように注意。
  • アプローチショットの高さがかなり低くなるので、イメージの差に注意。

といったポイントを、練習場では注意した方がよいのかもしれません。

 

まず、練習場ボールはコースボールに比べて飛距離が出ないことがほとんどですから、コースと同じような飛距離を出そうとして力んだり、スイングを変えたりしないことが大切です。

ドライバーショットの練習は、飛距離よりも方向性やインパクトの正確性の向上を重視して行うのが良いと考えます。

 

また、ドライバー以外の長めのクラブ、例えばフェアウェイウッドやロングアイアン(ミドルアイアン)でも飛距離ロスは起こり得ます。

ですから、練習場で4アイアンや5アイアンの距離感を掴んでも、コースでは飛びすぎてグリーンオーバーになる危険性があります。

また、ヘッドスピードが速くないシニアや女性ゴルファーの場合、ショートウッドやユーティリティをセカンドショットで使うケースが多いと思いますが、同じように距離感には注意が必要だと思います。

セカンドショットで思い通りのスイングが出来て良い球が出たのに、グリーンオーバーする・・・というコトが多い場合、練習場とコースで飛距離がズレているのが原因かもしれません。

 

次に、練習場ボールはサイドスピンがかかりにくいため、ドローやフェードの曲がり幅が小さくなります。

ですから、練習場でコースと同じような曲がり幅の球筋を打とうと、スイングが崩れてしまうリスクがあります(曲がらないボールを無理に曲げているわけですから)。

そのスイングのままコースに出ると、ショットが曲がりすぎる・・・という事態になってしまいます。

練習場では、持ち球の曲がり幅は少し狭まるという意識を持つと良いと思われます

 

さらに、練習場ボールは全般的に球の高さが出ないように作られていますから、「あれ?おかしいな、球が低いな・・・。」と考えて、球を無理に上げようとするスイングになってしまいがちです。

練習場では球は低くてOKという意識の方が上達は速いはずです。

 

最後に、レンジボールを使ったアプローチ練習では球の高さがかなり低くなります。

特にある程度振り幅の大きいアプローチショット(50Y程度)では、その傾向が顕著だと思います。

アプローチでは、「どんな球筋と転がりで寄せるか?」というイメージが大切になりますが、練習場ボールとコースボールでは球の高さが違うので、そのイメージが結構ズレることになります。

そう考えますと、アプローチの練習は、アプローチ練習場でコースボールを使って行うのが理想的だと言えます。

練習場にアプローチ練習場が併設されていない場合は、練習場(ドライビングレンジ)でのアプローチ練習はあくまでもスイングやインパクトを練習するものと割り切った方がよいかもしれません。

まとめ

以上、かなり長くなりましたが、練習場ボールとコースボールの性能差についてでした。

ここまで長々と書いておいてこんなことを言うのはアレなんですが、個人的には、練習場ボールとコースボールの差をあまり感じません。

たぶん感性がかなり鈍いんだと思います。。。

ただ、理屈の上では、普段のラウンドで硬いコンプレッションのコースボールを使っている場合、練習場ボールを打つと飛び方や打感がかなり違ってくるはずから、より注意が必要です。

 

あと、練習場ボールとコースボールとの間で感じる違和感を出来るだけ小さくするためには、ラウンドで柔らかいディスタンス系のコースボールを使うとよいのだと思います。

私を含めてほとんどのアマチュアゴルファーは、ディスタンス系のボールの方が「飛んで曲がらない」はずです。

私の場合、単に「カッコイイ!」という理由から、トッププロが使っているスピン系のコンプレッションが硬めのボールを常用していましたが、最近のラウンドでディスタンス系の柔らかいボールの飛距離と直進性にビビり、その考えが変わりつつあります。

 

まとまりのない「まとめ」になりましたが、以上です。おつきあい頂きありがとうございました。

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