ゴルフスコアを減らすための対策として

フェアウェイキープ率を上げる

というモノがあります。

でも実は、アマチュアゴルファーにとってフェアウェイキープ率はスコアにそこまで関係しないと言われています。

 

私たちアマチュアは、フェアウェイキープ率を上げようとするよりも

ティーショット生存率

を上げた方がスコアを減らすことに繋がります。

今回は、この「ティーショット生存率」についてご紹介して、なぜアマチュアゴルファーにとって大切なのか?整理したいと思います。


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フェアウェイキープ率とスコアの関係性は弱い

ゴルフの統計データは色々な種類がありますが、その中にはスコアとの結びつきが強いもの・弱いものがあります。

パーオン率やパー率などはスコアへの影響が大きい「関係性の強い」指標ですが、

フェアウェイキープ率はスコアとの「関係性が弱い」と言われています。

つまり、フェアウェイキープ率の良し悪しはそこまでスコアに結び付かないということです。

 

そして、フェアウェイキープ率それ自体ではなくて、

フェアウェイキープ出来なかった時のスコアの崩れ具合の方がスコアへの影響が大きい

とも言われています。

※ フェアウェイキープ率とスコアの関係性についての詳細はこちら
→ アマチュアのフェアウェイキープ率の目安(ハンディ別)

フェアウェイキープ率のスコアへの影響が小さい理由

では、なぜフェアウェイキープ率はスコアにそこまで関係しないのでしょうか?

その理由としては、

  • 外し方の度合の影響の方が大きい。
  • 同じラフに外した場合でも残り距離で難易度がかなり違う。
  • 深いラフや林での対処法の上手・下手。
  • ラフからのアイアンショットの巧拙。

のような点が挙げられます。

 

一番上から順番に見ていきます。

例えば、シングルプレイヤー(Aさん)と平均スコア100前後のゴルファー(Bさん)が2人いて、両者のフェアウェイキープ率はともに50%だったとします。

ドライバーショットは当然Aさんの方が上手いですから、フェアウェイキープ率は同じでも、ショットの内容はかなり違います。

具体的には、フェアウェイを外した残りの50%の内容が大きく異なるはずです。

Aはフェアウェイを外した場合であっても、セカンドでグリーンを狙えるようなラフにボールが残ることが多いですが、

Bさんがフェアウェイを外したとき、かなり多くのホールでOBや池・林など、セカンドショットでグリーンを狙えない位置にボールが行ってしまっています。

どちらがスコアになるかといえば、もちろんAさんの方です。

このように、フェアウェイキープ率という指標では、フェアウェイを外したときの「酷さの具合」が全く分からないので、

フェアウェイキープ率が同じくらいのレベルでもスコアが大きく異なるということが起こってしまいます。

 

次に、同じフェアウェイを外した場合でも、ドライバーの飛距離によってグリーンまでの残り距離は違い、セカンドの難易度も違ってきます。

250Yのドライバーショットでラフに行った場合と、200Y未満のドライバーショットでラフに入ったときとでは、セカンドでグリーンに乗る確率はかなり違うということです。

このようなドライバーショットの飛距離も、フェアウェイキープ率には全く現れてきません。

 

次に、ティーショットを曲げてラフや林に入った場合の対処法の上手い・下手も、かなりスコアに影響しますよね。ラフからアイアンショットを打つ技術はもちろん、

「この深さのラフだとどれくらい飛距離が落ちるのか?そもそもグリーンを狙っていいのか?フライヤーは警戒すべきか?」といった判断や、

林に入った際にスコアに繋がるクレバーな選択が出来るかどうか?

といったポイントがスコアに大きなインパクトを与えるのは、経験上誰しも納得するのではないでしょうか。

 

・・・という感じで、

フェアウェイをキープ出来たかどうか?よりも、フェアウェイを外したときにスコアがどれだけ崩れたか?の方がスコアへの影響が大きい

と言えるのだと思います。

だから、フェアウェイキープ率はスコアとの関係性が低いと言われるわけです。

 

そこで、フェアウェイキープ率以外の指標で使えるモノは無いかな?と考えたとき、とても有効なのが

ティーショット生存率

という指標です。

「ティーショット生存率」って何?

「ティーショット生存率」という指標・用語は、ゴルフ雑誌などでおなじみのクラブアナリストマーク金井さんが仰っているモノです。

マーク金井さんは、アマチュア(特にアベレージゴルファー)にとって重要なのはパーオン率ではなくてボギーオン率であるとした上で、

ボギーオン率を上げるためには、ティーショットで死なないこと(ティーショット生存)が大切

と言われています。

 

ティーショットで「死ぬ」とは、例えば

  • OBや池に入る。
  • 林に入って「出すだけ」の状況になる。
  • 最低限の飛距離が出ない(150Y未満など)。

といった事態のことです。

逆に言えば、これらの状態にならなければ「ティーショットは生存した」と考え、

このティーショットで死なない確率のことを「ティーショット生存率」と定義されています。

 

ティーショット生存率について、同氏のサイトから一部引用します↓

そして、ボギーオンを増やすためにティショットで求められるのは、フェアウェイキープではありません。

ティショットで大事なことは最低飛距離を出すこと(ボギーオンするための)、そしてティショットで死なないこと‥‥OBや池ポチャ、林に打ち込んでしまわないことです。

目指すべきティーショット生存率の数値の目安については、

それよりも確実にボギーオン率80%以上達成すること、ティショット生存率80%以上を目標に掲げ、そして100%達成にチャレンジする。

これだけで残念なゴルフ思考法から抜け出せますし、スコアメイクも格段にやさしくなってきます。

と仰っています。

※ 引用元は『ANALYZE ゴルフ上達A to Z』。フェアウェイキープ率とスコアとの関係性(貢献度)が意外と低いという記事もとても参考になります。

 

ティーショット生存率のデータを取るのは、フェアウェイキープ率と同様、結構簡単です。

スコアカードの各ホールの余白に、「◯」「☓」を記しておけばOKです。

ティーショットで死ななかったら「◯」、死んだら「☓」です。

ラウンドが終わってスコアカードを見ながら割り算をすれば、そのラウンドのティーショット生存率が分かります。

ティーショット生存率 = ◯の個数 / 14ホール × 100

※ パー3を除くティーショットを分母にします。

 

第一目標であるティーショット生存率:80%を達成するためには、ティーショットで死んでいいのは1ラウンドにつき3回程度となります。

ハーフ単位では、2回まではギリギリセーフ(アウト?)という感じです。

結構ハードな目標かと思いますが、フェアウェイキープ率60%とか70%とかよりはかなり現実的な目標と感じるはずです。

また、フェアウェイキープ率と違ってティーショット生存率の上昇はスコアの改善と比例しますから、モチベーションも保ちやすいと思います。

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まとめ

さいごに箇条書きでポイントをまとめてみます。

  • フェアウェイキープ率はスコアにそこまで関係しない。
  • アマチュアにとってはティーショット生存率の方が大事。
  • ティーショット生存率はスコアカードに◯☓付けるだけで算出可能。

スコアカードにスコア以外のデータを書くのって、正直かなり面倒くさい(というか忘れる)ですが、◯と☓ならなんとかできそうですよね。

でもやっぱり少し面倒くさいですが、頑張って◯☓つけてみましょう(自戒)。

 

最後に、ティーショット生存率は「率」ですから、ラウンドの最中にはなかなか把握しにくいのが少し難点です。

同じようにティーショットの良し悪しを判断するための指標で、率ではなく数値(ポイント)で表されるモノもあります。

ティーショットの精度のデータを取るには、こちらもチェックしてみてください。

ドライバーショットの安定度が数値(ポイント)で分かる指標

 

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